標本DATA
【種 類】 アマミマルバネクワガタ Neolucanus protogenetivus protogenetivus ♂
【サイズ】 64.0 ㎜
【羽化日】 2017年6月14日(WF2 – 3年1化)
【飼育方法】赤枯れ特性マット使用
【飼育者名】Kenzo TAKASHIMA
(種親について)
【採集場所】鹿児島県大島郡瀬戸内町 油井岳(奄美大島)
【採集日】 ♂2012年8月30日 ♀2012年8月30日
【採集方法】夜間のLooking採集(スダジイ)
【採集者名】A. F.
大アゴを見てください!
あと少しで大歯と言える歯型でございます。いや…ここまで行けば大歯型と言っても良いのでは??なんて個人的に思ってしまいます。
しかし両大アゴの基部近くに突起が見られますので、やはり完全大歯ではありません。
そして…なぜだろうか?
見れば見るほど、可愛らしさが感じられます。
ちょこんと飛び出した小さな突起が、人間(子ども)の八重歯のように見えるからかもしれませんね。
サイズ(64ミリ)にしては、かなり歯型の良い個体でございます。ほんの少し(0.5ミリ)小さいKenzoコレクション01は中歯ですので、やはり64~65ミリくらいが大歯の出現してくるラインなのかもしれません。
大アゴの形状を決定する要因は生息環境(豊富なエサ)に加えて、遺伝的要素も大きく影響しています。
また歯型の変化は生きるために何かプラスになっているのだと思います。何だろう??わからないから…さらに興味が深まります。
Contributed by HIRO
May 30, 2025