標本DATA
【種類】 アマミマルバネクワガタ Neolucanus protogenetivus protogenetivus ♂
【サイズ】 55.0㎜
【採集場所】鹿児島県大島郡宇検村 湯湾岳(奄美大島)
【採集日時】2006年9月6日 22:00
【採集方法】夜間のLooking採集(スダジイ)
【採集者名】S. F.
採集されたFさん曰く、奄美大島では、このサイズぐらいから極端に採れなくなるそうです。本個体はぴったり55ミリ…野外採集個体としては、かなり大きなサイズですが、やはり歯型は「小歯」でございます。徳之島では歯型の良い個体が得られているのですが、奄美大島は本当に難しい…。
今まで採れていない大歯型をいつかこの手に!
Treasure Hunterのような気分なのかもしれません。採れないからこそ、何度も何度もハブの生息する危険な夜の山に恐怖心を抑え込んで足を踏み入れる…。
ハブの恐怖と比べると危険レベルが…ですが、私が小学校高学年だった頃、少しでも大きなクワガタを手に入れたくて、夜の山に何度か足を踏み入れたことがありました。だいたい友人と2人で出かけていましたが、たった1人で突入したこともありました。その怖かったこと!昼間に何度も通った山!自分にとっては庭のような場所なのに、夜になると、まるっきり別世界となります。月が雲に隠れると漆黒の闇に包まれ…本当に怖いですから!
子どもさんたち!一度、夜の山に出かけてみてください。子どもの頃のリアルな自然体験は生涯忘れられない貴重なものとなりますよ。
もちろん、お父さま(大人)と一緒に行って下さいませね。
Contributed by HIRO
2025 January