標本DATA
【種類】 アマミマルバネクワガタ Neolucanus protogenetivus protogenetivus ♂
【サイズ】 54.0㎜
【採集場所】鹿児島県大島郡宇検村 湯湾岳(奄美大島)
【採集日時】2006年8月30日 21:00
【採集方法】夜間のLooking採集(スダジイ)
【採集者名】S. F.
タイトルの通り野外採集個体でございます。そして、なかなか良いサイズなのです。ご覧の通り、ノコギリのような単調なギザギザ…これが野外で見られるアマミマルバネクワガタの歯型になります。本個体を譲っていただいた時、採集されたFさんがメイルを通して話してくれました。いつの日か大歯型をこの手で採集したくて、シーズン中、数えきれないほど奄美の山塊に突入しているのですが…ダメですね!数は採れるのですが、歯型はみんな本個体のような感じです。60ミリを超える特大サイズを採っても、やはり歯型は変わらず単調なギザギザ(小歯型)…中歯型にもなっていませんでした。いったいどれぐらい大きくなれば、大歯型になるのだろうか??
いや…奄美大島に大歯型は存在しないのかもしれない…。
ただ…そうは言っておられましたが、いつかこの手で特大の大歯型を採ってみせる!という意気込みは、メイルのやりとりを通して感じられました。もう20年近く前のお話でございます。
マルバネクワガタの魅力にハマってしまう方がたくさんいらっしゃいます。それだけ魅力的なクワガタなのですね。
Contributed by HIRO
2025 January